FF7主人公がハートの国のアリスの世界にトリップ。



《レイジ・マクドール》

『葬儀屋(アンダーテイカー)』、『道化師(ピエレット)』

世界に理不尽なまでに愛されるゆえに喚ばれまくる不幸な人。ハトアリの世界ではユリウスの時計塔に滞在している。滞在というよりは間借りで、塔のてっぺんに部屋を借り、代わりに食事や掃除を提供している。
“役”により、常に真っ黒な喪服を着て、泣き笑いの道化の仮面を被り、怪しさ満点の黒マントを羽織っている。得物が長大な刀の舞草であるのが服装にとてもミスマッチだが、銃に負けたことはないので双子と猫に馬鹿にされつつも涙を呑んで大人の対応を心掛ける。が、無理がバレバレで、それが子供たちを喜ばせていることに気付かない。子供たちも、冷たそうにしながらなんだかんだで構ってくれるレイジが好きなのだが、デフォルトでいじめっ子なのでレイジには伝わってない。それでも与えるためのお菓子を常にポケットに携帯しているところにレイジの人の良さっぷりと子供好きぶりが現れている。


前にいた世界で散々なことがあったらしく、極度の人間不審で失語症。会話は筆談か読唇術。子供が相手なら少しはマシ。根底には優しさがあるが、人付き合いを避けて人間を遠ざける傾向がある。だが真性のお人よしなため他人の苦労を放っておけず、また癖の強い面々に仮面を取られてその無駄なまでの美貌を見られ、その経緯で懐かれたり構われたりしてしまう。
つまり“放っておけないタイプ”であり“意図せず構われる人”。

イレギュラーな余所者として世界に“役”を押し付けられ、非常識な世界の在り方に苦労し、日々胃を痛めながらも頑張って消極的に順応していく。
心臓があるのでこの世界の人には好かれまくり。愛が過ぎてマゾになりかけなサド白兎や、真性サドの女王と帽子屋の姉弟に振り回されて摩耗し、悟りを開いた感じに擦れてきている。ユリウスとエリオットとゴーランドが心の癒し。子供三人組(血まみれ双子とチェシャ猫)はコアクマ。


葬儀屋というが実際は墓場の管理人。お墓という概念がなかった世界に“弔う”ということを持ち込んだ。
ユリウスでも直せないほど壊れた時計を捨てようとしているのに驚いて、無理を言って譲ってもらい、森の奥まった広場に埋めて木で十字架の墓標を建てて、聞いてきた生前の故人のことを簡単に碑銘に刻む。

   † 
『花を愛し、親を敬い、良き子であった北辻の花屋の娘、ここに眠る』
                   《小百合の咲いた昼》

それを聞いた遺族が見させてくれと頼んできたので墓に案内すると、きれいに浄められた墓と供えられた百合に「誰がしてくれたのか」と尋ねられ、レイジが自分がしたのだと伝えると泣いて礼を言われる。

「あぁ………ありがとうございます、ありがとうございます……!私たち役なしなどの娘のために、なんとお優しい、レイジ様……っ」








* 続くかもしれません。