やわらかに日のそそぐ午後。優雅なお茶会。主催はルーファウス、護衛はツォン、御相伴は俺()ひとり。
(菓子の調達はタークスをパシらせた。)
買ってきてもらったケーキを優雅に口にし、流れるように紅茶を含む。他愛もない話の中、ホストは自分の白いものとは異なる黒いケーキが気になったようだ。


「そっちの、何て言うんだ?おいしいのか?」

「これ?これはザッハトルテだよ」


買ってきてもらって言うのもなんだが、辛口のブランデーが強すぎる。決してまずいわけではないのだが、完璧に大人、それも男向けの品味だ。
ちょっとルーファウスには苦いと思うけどと言えば、子供扱いが気に入らなかったのか、食べさせろと言い出した。…ミラクルフルーツショートクリームの後には絶対苦いと思うのだが。

そして案の定吐き出した。
咳き込むルーファウスの口を拭いて甘いココアを差し出してやる。
苦い苦いと言うルーファウスに思わず笑ってしまった。そしたら余計叫び出したけどそれも楽しかった。


「いつかこれが美味いって言えるくらい、いい男になれよ」

「子ども扱いするなッッ!!」


俺もツォンも笑っていた。
ツォンはともかく、こうして世話をするのが可愛くて楽しいなんて、俺は実はロリコンなんだろうか。
(レノに相談したら違うと言われた。)




Be a good adulty!(その時、君に真っ赤な薔薇を)





それは父性もしくはブラコンだという話。