時刻は朝の八時。ベッドの上には寝巻きの
今日は三連休の一日目。




















今日はジークフリートと映画に行く日だ。
楽しみなはずなのに、なぜか今朝は気分が悪かった。というよりも嫌な予感がする。







酷く胸騒ぎがして落ち着かない。





「今日何かありそう…いえ、絶対起こりますね。」







こういう勘が外れたことはない。


この第六感とも言えるフィーリングのおかげで今までハンター達から逃れて来たのだから。






私は何故か、危険なことに対する察知能力があるらしい。不思議にも純血なはずのお母さんにはまったくそのような能力はなかった。家系を遡ってもハーフであるはずの私しかこの能力とも言える感覚は持っていない。







「それに……最近妙に視線感じますし。」





口の中で呟く。今もその視線は感じられるから。



たいていは二つで時々三つになるその気配。





登校中にも、授業中にも、買い物中にも、下校中にも。
家の中まではまだ入っていないが、それは結界をつけているからだろうか。










しかも。





「なんでアーサーさんが……」








そうなのだ。
たまに、この世界に来て最初に出会った優しいあの人の気配がする。





三つの気配は色で言うならば、赤と黒と黄色。




赤と黒はとっても上手に気配を隠している。




しかもそのうちの一つは自分と酷似している。ような気がする。





だから、まだ気配を探ればどこから見ているかくらいはわかるのだけれど。





さりげなく視線をやっても誰もいないから困る。





その自分と似ている赤の気配以外の姿は既に確認済みである。

黒髪の15歳ほどの少年と、見覚えのあるアッシュブロンド。







これまでも朝から視線や気配を感じることはあったけれど、大抵は一つきりだった。




いつのまにか増えてくるのだ。




なのに今日は朝から三つとも感じる。




2つは我が家の門の前に。


あと1つは分からない。特別熱心に気配を隠しているようだ。






何のため?












「何も起こらなければいいのですけれど。」



























少なくとも、ジークには何もさせませんよ?アーサーさん。